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ゼンリンメールマガジン for Hobby Vol.3 2014年5月29日配信

花を愛でながら“みち”をゆく
あじさいの名所を歩く休日

特集

6月から7月にかけて、関東近郊ではあじさいが花開きます。今月は、ゼンリン刊行の「美しい日本の歩きたくなるみち500選マップガイド[一都三県版]」の巻頭特集「四季折々の花木に癒される 花めぐりウォーキング」から、あじさいの名所を訪ねる“みち”を一部ご紹介します。

成就院
山門から伸びる参道を彩るあじさい
~鎌倉「学校唱歌」を訪ねるみち~

寺社仏閣を彩るあじさいを眺めたいのなら、おすすめは古都・鎌倉。明治時代に編纂された文部省唱歌「鎌倉」には、いにしえの雰囲気そのままの寺社や歴史深いさまざまな名所が取り上げられています。それらをゆっくり巡るコースが「鎌倉・学校唱歌を訪ねるみち」です。

成就院は、山門から伸びる参道の両脇に咲き並ぶあじさいが見事。初夏の開花シーズンになると多くの観光客があじさい詣でに訪れます。高台に位置しているため、由比ヶ浜や材木座海岸が一望できる風光明媚なロケーションも見応え十分です。

成就院から程近い極楽寺や御霊(ごりょう)神社にもあじさいが咲き、鎌倉らしい風情を漂わせています。有名な長谷寺もあじさいの名所。40種類以上、約2500株のあじさいが境内を彩ります。

「鎌倉・学校唱歌を訪ねるみち」の総距離は5.8kmで、所要時間は1時間30分。鎌倉駅をスタートして、鶴岡八幡宮から南に伸びる参道を歩き、由比ガ浜から稲村ヶ崎までは清々しい海岸ウォーク。晴れた日には富士山の姿も望めます。そこから、前述したあじさいの名所を辿り、鎌倉大仏の高徳院がゴール地点です。

観音崎公園
1万株のあじさいと海のコントラストが美しい
~「横須賀・海の手文化を訪ねるみち」より~

三浦半島の東端に広がる観音崎は、一帯が県立公園になっています。自然観察の森や芝生広場、東京湾に突き出した岬には、三代目の観音埼灯台が航行する船舶の安全を見守っています。

「横須賀・海の手文化を訪ねるみち」のスタート地点は、湘南京急バスの観音崎バス停。下車してすぐに、1万株のあじさいが至るところに咲いています。海とあじさいのコントラストが楽しめるのも、この地ならでは。のんびりとあじさいを眺めながら、海に沿って岬をぐるりと回ります。東京湾を一望できる展望園地には、かつて海運の要所として機能した砲台跡があり、現在はリアルな大砲のレプリカが設置されています。

その後、浦賀港の東西を結ぶ渡し船に乗船。“ポンポン船”の愛称で親しまれてる、浦賀のシンボルです。みち歩きの中休みとして、海からの景色を堪能しましょう。西浦賀海岸公園を抜けて、黒船を率いて久里浜から上陸したペリーにちなんだペリー公園を経由して、ゴールは京急久里浜駅。総距離11.2km、所要時間は2時間50分。あじさいと海、開国文化に触れられるコースになっています。

水元公園
華やかな色合いのあじさいが群生
~しばられ地蔵から水元公園・柴又帝釈天へのみち~

JR常磐線金町駅からスタートして、寅さんの故郷・柴又へ向かう総距離11.1km、2時間50分の道のりをゆく「しばられ地蔵から水元公園・柴又帝釈天へのみち」。その途中に広がる水元公園は、水と緑に囲まれた都会のオアシスです。

江戸時代、水を蓄えるために開削された「小合溜(こあいだめ)」に沿って作られている水元公園は、花菖蒲とあじさいの名所としても知られています。新緑を映す水辺と、色とりどりのあじさい。都会にいることを思わず忘れてしまう風景の中の散策は、なんとも気分爽快です。水辺に整然と連なるポプラ並木や、メタセコイアの森など、他の公園とは違った景観を楽しめる醍醐味もあります。

水元公園を訪れる前に立ち寄りたいのは、南蔵院のしばられ地蔵。大岡越前の故事にちなみ、しばられ地蔵に荒縄を巻きながら願をかけると願いが叶うといわれています。

水元公園の後は、江戸川堤を歩いて一路、柴又へ。いわずとしれた、寅さんの故郷です。最後に柴又帝釈天にお参りして、駅へと続く参道でおみやげを買って帰るのもよさそうです。

香澄公園
額あじさいなど約3000株が咲き乱れる
~谷津干潟から幕張新都心へのみち~

年間約70種類もの水鳥が滞在する谷津干潟から、公園や緑地を抜けて、近代的な高層ビルが立ち並ぶエリアへ。総距離7.7km、所要時間2時間の「谷津干潟から幕張新都心へのみち」は、短い時間に次々と移り変わる風景が魅力のコースです。

京成本線谷津駅をスタートして、谷津バラ園や谷津干潟、秋津公園などを経て辿りつく香澄公園は、バーベキューエリアをはじめ、さまざまな香りを放つハーブや木々を集めた香りの広場などを擁する憩いの場。初夏になると額あじさいなど約3000株が咲き、美しい景観をつくり出します。

同公園は、花菖蒲の名所でもあります。明治神宮外苑より株分けされた菖蒲で、5月中旬から6月下旬にかけて、江戸菖蒲を中心に、早咲き、中咲き、番咲き種が次々と開花します。

花を愛でた後は、風景が一点。幕張新都心エリアを歩きます。メッセモールの緑に癒されながら、駅まで続くデッキをゆっくりと進みましょう。

梅雨どきはお出かけが億劫になりがちな時期ではありますが、この時期でしか見られない、美しい風景が広がっています。色鮮やかに咲くあじさいを巡る散策に、ぜひお出かけください。

※掲載内容は配信日時点のものです。実際の内容と異なる場合がございますのでご了承ください。

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