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ゼンリンメールマガジン for Hobby Vol.4 2014年6月25日配信

首都圏で“迷う”場所、その理由は?解決方法は?
「地図利用実態調査2014」

特集

日常生活やビジネスシーンにおける地図の利用実態等をゼンリンが独自に調査した「地図利用実態調査2014」。その中から「迷う」ことをテーマにしたアンケート結果をご紹介します。迷いやすい場所はどこなのか?迷った理由は?迷った時に頼るものは?さまざまな角度から「迷う」行為に迫ります。地理人(今和泉 隆行)氏がアドバイスする「迷わないコツ」も、ぜひ参考にしてください。

首都圏以外在住の方は、“首都圏の玄関口”で迷いがち

まずは「迷いやすい場所」について。4月の特集では「1年以内に首都圏に行ったことのある人のうち、2割の人が迷った経験がある」「首都圏で迷いやすい場所の1位は新宿。次いで東京、渋谷」という結果をご紹介しました。

今回は、もう少し詳しく紐解いてみます。以下は、首都圏で迷いやすい場所ランキングを、首都圏在住者と首都圏以外在住者別に集計した結果です。

首都圏以外在住の方のランキングをみてみると、2位の「東京(駅)」をはじめ、「品川」「上野」などの“首都圏の玄関口”で迷う人が多いことがわかりました。また、「浅草」「押上(東京スカイツリー)」「舞浜」などの観光地や、「羽田空港」「成田空港」が上位にランクインしているのも特徴的です。

悩む理由は「駅構内の複雑さ」「人の多さ」「変化の激しさ」など

では、なぜ迷ったのか?その理由については、以下のパターンが見受けられます。

パターン1は「駅の構内が広くて複雑すぎる」こと。「新宿で、西口に出ようと思ったが方向がわからず、南口に出てしまった(20代男性、静岡県)」「札幌地下街の感覚で訪れたら規模が違いすぎた(40代男性、北海道)」「ロッカーに荷物を預けたが、どこのロッカーだったのかわからなくなり、探すのに苦労した(30代女性、宮崎県)」などの意見があり、出口に辿りつけなかったり、路線が多すぎて乗り換え迷子になったり、複雑で迷路のような地下街や駅構内に戸惑うケースが多いようです。

パターン2は「人が多すぎる」ことが迷いにつながったもの。「駅構内では人の流れに逆らえなかった(40代女性、秋田県)」など、人の流れに逆らえず、立ち止まれないことによって迷うケースがあるようです。

パターン3は「変化が激しすぎる」こと。「前に1回行ったことがあるから大丈夫だろうと思ったら、情景が変わっていて迷った(20代女性、栃木県)」など、以前の記憶を頼りにしていたら様変わりしていて迷うケースです。

パターン4は「地図を見ても迷った」というケース。「ホームの案内が『○○方面』となっているので、『○○』がどこだかわからないとどっちに行けばよいかわからない(60代男性、広島県)」といったように、案内表示に惑わされるケースをはじめ、「地図と目の前の風景とが、どうしてもマッチせずにどっちに進んでいいのかさっぱりわからなかった(30代女性、東京都)」のような地図を見ても迷ってしまうケースや、「地図をうろ覚えの状態で、なんとかなると高をくくって目的地に向かったから(20代男性、神奈川県)」のように地図を持っていなかったため迷うケースも見られました。

迷った時の最初の解決法は「スマートフォンで地図を確認する」が最多

道に迷ったら、迷いっぱなしというわけにはいきません。そこで、道に迷ったときまず最初に何を頼りにして行動するのか、その方法についてお聞きしました。

迷った時の解決法として最も多かったのは、「スマートフォンで地図を確認する」(22.3%)。次に多かった回答は「通りすがりの人に聞く」(21.0%)でした。その他、「駅や路上にある地図表示を確認する」(12.6%)、「近くの店舗の人に聞く」(11.8%)、「交番や公共施設で聞く」(7.2%)などの回答が挙がりましたが、迷った場所の周辺に地図表示や店舗、交番がないことも考えられます。その意味でも、電波さえ通じていれば位置が確認できるスマートフォンの地図は、場所や状況にとらわれないツールとして重宝されているようです。

こうした傾向は、性別や年代別でみてみると、どのような違いが出てくるのでしょう?

性別では、男性は「スマートフォンの地図で自己解決派」が多く、女性は「人に聞く派」が多い結果となりました。
年代別では、年代が高くなるほど「人に聞く派」が多く、若者は圧倒的に「スマートフォンで自己解決派」が多い傾向がわかります。

最後にご覧いただくのは、都道府県別のデータです。お住まいの地域によって、果たして差異が生じるのかというと…

「スマートフォンで地図を確認する」ことが多いのは、1位が「東京都」(26.9%)、2位「鹿児島県」(26.6%)、3位「群馬県」(26.4%)。
一方、「通りすがりの人に聞く」が多いのは、1位「香川県」(34.2%)、2位「山口県」(28.4%)、3位「愛媛県」(28.3%)となりました。
おおむね、西日本の人は「通りすがりの人に聞く」方が多い傾向があるようです。

ご覧になっていかがでしたか?「道に迷った理由」に寄せられたコメントを読んでいると、どれも思い当たる…といった方も多いのではないでしょうか?これらの理由や「迷いやすい場所」から、自分なりの「迷わないための方法」を探してみてはいかがでしょう。

地理人(今和泉 隆行)氏 コメント

※掲載内容は配信日時点のものです。実際の内容と異なる場合がございますのでご了承ください。

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