ゼンリンメールマガジン for Hobby Vol.14 2015年4月27日配信
ゼンリンが実施した地図利用実態調査の結果を、4月19日の「地図の日」にちなみ、「MAP総選挙2015」として発表。パソコンやスマホ、紙など、それぞれの手段を「○○党」、回答者を「有権者(利用者)」として選挙に見立て、最も利用されている手段や世代別の支持率などを表したものです。さっそくご覧いただきましょう。
全体の地図利用率は89.8%。その中で最も支持を集めたのは「パソコン党」でした。こうして視覚的に表現してみると、「ガラケー党」はかなり議席が少なくなっていることがわかりますね。一方、伝統ある「紙地図党」はまだまだ健闘していることがわかります。
続いて、各党の代表に対する支持率を世代別に見てみましょう。例えば一番上の「アラハタ男性(18-24歳)」では、スマホ地図の支持率が最も高い、など世代別の支持状況がわかります。
それぞれの円の中にある矢印マークと前年比の数値にもご注目ください。オレンジの円の「スマホ」は、男女各世代ともに前年に比べて支持率が増えていることに加え、他党の代表よりも上向き矢印が多い=増加幅が大きいことがわかります。
また、男女を比べてみると、「スマホ」と「パソコン」のラインがクロスする位置が異なります。男性の場合は「アラサー(25-34歳)」から「スマホ」より「パソコン」支持率が高いのに対し、女性の場合は「アラフォー(35-44歳)」で「スマホ」の支持を「パソコン」が上回っており、世代間の違いが男女で異なることがわかりますね。
移動する際に使う地図は、「アラフォー(35-44歳)」から「アラフィフ(45-54歳)」の間で“多数派”が切り替わっていることがわかります。若い世代はスマホを利用し、世代が上がるほどパソコンで表示した地図をプリントして利用しているようです。
道に迷った時、どうやって解決するのか?2大解決策である「スマホで解決」と「通りすがりの人に聞く」について、世代の切り替わりとなっているのは「アラフィフ(45-54歳)」と「アラカン(55-69歳)」ですね。世代が上がるほど、人に頼る傾向が強まるようです。
「MAP総選挙2015」の結果、いかがでしたでしょうか。世代の平均と比べて、皆様はいかがでしたか?
なお、簡単なアンケートにご回答いただくことで「地図利用実態調査2015」の詳細な調査結果をダウンロードいただけます。地図の利用場所・場面や、地図に対する価値観などもあわせて掲載していますので、ぜひご覧ください。
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