ゼンリンメールマガジン for Hobby Vol.23 2016年1月27日配信
これから美味しいシーズンを迎える、いちご狩り。地域によって異なりますが、おおよそ1月から6月くらいまで、家族揃って楽しめるレジャーとして人気を集めます。最も美味しくなるといわれている2~3月を前に、地図を使っていちごの品種をご紹介いたします。
さっそく、農林水産省のデータをもとにした、多種多彩ないちごの“ふるさと”がわかるマップをご覧いただきましょう。
出典:農林水産省・品種登録/出願公表データ
http://www.hinsyu.maff.go.jp/vips/CMM/apCMM110.aspx?MOSS=1
※以下の品種は除いて掲載しています
取下または拒絶された品種/育成者権が消滅された品種/海外の出願者による品種/品種名称に数字やアルファベットを含む品種/登録年月日が分からない(2015年12月時点で登録完了していない)品種
それにしても多種多彩!こんなにたくさんの品種があるんですね。都道府県でみると、やはりいちご狩りが盛んなところが目立ちます。 数多くのいちごを世に送り出している都道府県にも注目。15品種を生み出している茨城県は、つくば市にある国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構によって「さちのか」「おいCベリー」など、11もの品種が生み出されています。“研究学園都市”が、新たないちご作りに一役買っているとは興味深いですね。
上のマップで登場した中から、近年話題のいちごブランドを5つご紹介しましょう。
宮城は東北随一のいちご王国。このいちごの特徴は、糖度と酸度のバランスの良さ。すっきりとした甘さのため、大粒の果実であってもつい「もういっこ」と手を伸ばしたくなることからその名が付きました。
香りのよさとコクに加え、いちご本来の甘酸っぱさが特徴的。静岡いちごを代表するブランド「章姫(あきひめ)」と長崎県の「さちのか」の交配によって生まれました。近年は全国区の知名度を獲得し、人気急上昇中です。
色ツヤが宝石のようで、さらに奈良らしさを加えて命名。果肉は少しかためでやや丸みを帯びていて、果汁が多くジューシー。糖度も高めです。関東エリアでは手に入りにくかったため、“幻の赤い宝石”と呼ばれることも。
スイーツで多用される「女峰」は、実は約9割が香川県産。そんな中、満を持して生み出されたご当地ブランドが「さぬき姫」。果実が大きく、やわらかな食感で、甘く深みのある香りが口の中に広がっていきます。
着せ替え人形でおなじみの「リカちゃん」がイメージキャラクターを務める、佐賀を代表するいちご。鮮やかな赤色で、果肉は美しい白色。酸味はやや抑え気味で、果汁の多さも特徴のひとつです。
ポイントのひとつは「ヘタ」。緑が濃く、ピンと反り返っているいちごは、収穫されてから日があまり経っておらず、鮮度を楽しめます。いちごの色は品種によって異なりますが、ヘタの付け根までしっかり赤くなっているものが一般的にオススメです。いちごのツブが立っているものなら、さらに良し!です。
早いところではすでにいちご狩りのシーズンが始まっていますが、ぜひ今年は品種に注目して、さまざまなブランドいちごを食べ比べてみてください。
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