公共ソリューション
ゼンリンは、これまで社会インフラを支える地図情報を幅広い分野で提供してきました。著しい社会情勢の変化や多様化する需要に直面する公共機関に対して、これからもIT化・デジタル化による業務効率化を支援していきます。
地図情報プラットフォームによる
業務のIT化・デジタル化
著しい社会情勢の変化や多様化する需要に対して、質の高い住民向けサービスを効果的に提供し続けるには、地図情報プラットフォームを用いたIT化・デジタル化が必要です。
自治体向け地図情報
プラットフォーム
総合行政ネットワークLGWANで利用可能な住宅地図情報サービスを提供し、庁内業務の効率化や住民向けサービスの向上を支援します。
製品紹介
地図情報共有による業務効率化と
災害時に必要な情報をワンストップで提供
地図情報プラットフォーム
ゼンリンの地図情報プラットフォームは、セキュリティの高いLGWAN環境下で利用できるので、庁内の複数の部署で特別な設備投資をすることなく、住宅地図の共有から台帳管理や図形の書き込み、ハザードマップ作成まで、さまざまな住民サービスの基盤としてご利用いただけます。
※LGWAN:地方公共団体間で安全な情報共有・高度利用を行うための行政機関専用ネットワーク
機能
管轄地域に関する個人宅名や事業所名、河川名称、一方通行等の詳細な情報を含む住宅地図・市街地図・道路地図・広域地図をオンラインで提供。情報は自動更新されるため、常に最新の地図を利用できます。
防災パック
地方自治体の管轄地域の地図データ上に、各部署が所有する防災・減災情報を紐づけて一元的に管理することができます。危機管理部門の業務遂行に必要な機能をワンストップで提供する防災に特化したパッケージサービスです。
※災害対策本部が設置される部署のみ契約可能です。
主な機能
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エリア集計
Shapefileのポリゴン内に存在する世帯や事業所数をカウントできます。
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土砂災害警戒判定情報表示
気象業務支援センターの土砂災害警報判定情報を取り込み住宅地図上に表示できます。
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河川情報
国土交通省及び当該都道府県が提供する水位計データや監視カメラ映像を地図上に表示します。
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災害情報管理機能
住民等から寄せられた災害情報を登録・集約し、重複の精査及び報告すべき情報の抽出に役立ちます。
導入事例
災害から“市民の命を守る”ために、
全庁共通の「地図」を導入
広島県府中市役所様
山に囲まれ、豪雨の際に川の氾濫による被害を受けやすい広島県府中市様は、平成30年夏の豪雨で甚大な被害が発生したことを受け、防災対策や災害時の情報共有、市民への対応を強化するべく「ゼンリン住宅地図 LGWAN」を導入されました。
庁内では、これまで住民や施設の情報・記録は各部署の地図に記されており、しかも部署によって、ディスク型の地図、紙の地図帳、オンラインの地図アプリなど種類が異なっていたため、部署間で地図上の情報を共有することは困難でした。こうした情報管理の問題に加え、庁内の職員は減る傾向にあり、今後一人が行う業務の種類が増えることが予想されます。こうした観点からいち早くICT化を徹底する必要があるとの方針を打ち出し、「ゼンリン住宅地図 LGWAN」の導入に至りました。
「災害時のような緊急の場合も、全ての職員が時間差なく最新の情報を入手できる点は最大のメリットです。通常業務においても紙の地図を探して、コピーし、切って貼って、マーキングするという手間が省け、全職員の業務効率は確実に向上しました」と、広島県府中市役所 総務部 情報政策室 室長 桒田貴之氏は導入効果を話します。
ハザードマップ/自主防災マップ
詳細な情報で戸別・世帯別の被害リスクまで可視化できるハザードマップの作成を支援します。また、災害時のみならず平時から住民への注意喚起・災害意識向上にも貢献します。
製品紹介
紙媒体からWEB配信まで対応し、
平時も災害時も地図情報を市民に提供
ハザードマップ
建物名称や居住者名、番地まで表示された住宅地図をベースにしたハザードマップを紙媒体から Web配信まで様々な形式で提供できます。この詳細なハザードマップにより、住民一人ひとりが自宅周辺の被害リスクを認識することにつながり、地域全体の防災意識向上に貢献します。
製品紹介
オリジナル地図の作成を通じて
地域住民の避難活動を支援
自主防災マップ
ゼンリンの自主防災マップは、自主防災組織や地域住民の皆様と一緒に、危険箇所を書き加えたオリジナル地図を作成することを通じて、住民一人ひとりの方のいざという時に「正しい避難判断」と「安全に速やかな避難」を行うことを支援します。