田代 博之

地図データ整備の大幅な効率化を目指し、
新技術の開発に挑戦

研究・開発
田代 博之 Hiroyuki Tashiro

1996年入社
情報工学部 知能情報工学科卒

私の仕事

人海戦術を自動巡回に

私が担当している仕事は、物件データの自動収集システムの研究です。地図データには道路情報以外にもさまざまな情報が含まれており、そのうち店舗や施設の住所、電話番号、営業時間、トイレの有無、宿泊施設ならその料金といった情報が物件データにあたります。それらは、情報の内容(新規/変更)にもよりますが、ほぼ毎日収集されています。

こうしたデータは、このゼンリングラフィティにも掲載されている時田さんが所属するチームなどで収集・検証し、整備されていますが、人手で地道に集めるのが基本です。例えばスーパーの情報であれば、そのウェブサイトに定期的にアクセスして、新規開店などの更新情報があるか否かを人の目で確認しています。決して効率的とは言えません。そこで、開発本部研究部では、ウェブサイトを自動巡回してデータ収集できるシステムの構築を研究テーマとして取り上げました。私はその中でリーダーを務めています。

こんな商品に携わっています

1日の仕事の流れ

09:00

管理業務

10:00

部下の調査・分析結果資料の内容確認

12:00

昼食

13:00

協力会社との打ち合わせ

16:00

自分の研究業務(方針検討、設計など)

20:00

帰宅

仕事の難しさ・醍醐味

できるかどうかわからないことに取り組む

できるかどうかわからないことに取り組む

まずウェブを巡回してデータを集め、そこから物件データを抽出するというのが手順ですが、その後の人手での検証作業の手間を考えた場合、当然ながら高い精度が求められます。しかし精度を高めるには抽出条件を厳しくする必要があり、そうなると物件データの抽出漏れが起こる可能性が高まります。それを防ごうとすると条件を緩めることになり、今度は誤検出の可能性が高まります。つまり、これらは背反します。問題は、いかに抽出漏れと誤検出のバランスをとりつつ、双方の精度を向上していくかです。それを実現するための最適な方法論を見出すのが、現状の重要な研究テーマとなっています。

果たしてそれはどれくらい可能なのか。正直、わかりません。できるかどうかわからないことに挑んでいるのです。しかし研究開発の仕事とは、そういうものです。むろん、それができた時こそが最大の醍醐味、研究者冥利に尽きることでしょう。

未来へ向けて

なったばかりの管理職、その能力向上は喫緊の課題

なったばかりの管理職、その能力向上は喫緊の課題

私自身は研究職であり開発職であり、そして管理職でもあります。研究職としては知識の向上を、開発職としては技術の向上を常に心掛けており、おそらくこの仕事を続ける限り課題であり続けるでしょう。

一方、管理職には2012年度になったばかり。経験が浅いため、人間力も仕事の推進力もまだまだ未熟であると感じています。本来、部下と連携して行うような仕事も、これまでの癖が抜けきらず、どちらかというと自分自身で作業してしまいがちです。実際、仕事の推進に関しては部長に頼り切りなのが現状です。一日も早く管理職として職務がまっとうできるように成長することが目下の目標です。

学生の皆さんへ

手掛けたい開発・研究業務はきっと見つかる

主に開発系の学生の方へ。ゼンリンは地図に関することならすべて手掛けています。社内システム(調査・収集、整備・管理)、商品システム(提供)、最新技術研究など、さまざまな場面での開発・研究業務があるので、あなたの手掛けたい仕事もきっと見つかるはず。私自身、この会社を知れば知るほど多くの仕事があることに驚いているくらいです。

※掲載の情報は2012年12月現在のものです。

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