首都圏エリアを中心に、企画制作から印刷・配布にいたるまでのポスティング業務をワンストップで実践されている株式会社イープロジェクト様。営業部の小菅様、福田様、制作部の北林様に、ゼンリンの『建物ポイントデータ※』活用のご様子や、導入によるメリットなどをお伺いしました。
導入時期:2014年6月[取材:2015年2月]

イープロジェクト様には、『建物ポイントデータ』に含まれるデータのうち、住宅に特化した『住宅ポイントデータ』をご導入いただいています。本事例文中では『建物ポイントデータ』として表記します。

建物の種別を限定して配布したいという要望に対応できなかった

導入前に感じていた課題や問題点とは?

「ゼンリンのデータは精度が高くて信頼できる」と小菅様

「ゼンリンのデータは精度が高くて信頼できる」と小菅様

小菅様

ポスティングをご依頼いただくお客様から、寮・社宅や団地などある種の建物限定での配布はできないかとお問い合わせいただくことが多々ございました。
あるご依頼主様は建物を判別できるデータをお持ちだということで、それを基に実施したのですが、経年変化で建物が取り壊されていたり、そもそもデータにはある建物が実際には存在しなかったりという経緯がありました。このようなご依頼でポスティングを実施するのは、ご依頼主様にご迷惑がかかるということで、弊社では現場の配布スタッフの判断に任せていただくという条件でしか承れないようにしたのです。結果的に、このお客様からのご依頼はいただけず残念な思いをしました。

地図上にポスティング対象となる建物の位置を記入する作業が大変

その他、困っていたことなどはありますか?

北林様

精度が高くて建物の形までわかるほど精細なゼンリンの地図は、ポスティング業務にとても便利なので、以前から利用しています。しかし、配布スタッフにポスティングを行う建物を指示するための地図づくり作業に、手間と時間が非常にかかっていました。その作業とは、地図を紙に出力して、対象の建物の住所を基にひとつずつ地図上で探して印を付けるという地道な手作業です。もっと効率化したいと、常々考えていました。

寮・社宅といった多彩なセグメントで建物の抽出ができる

建物ポイントデータの導入検討にあたり、期待した効果とは?

建物ポイントデータを地図に落とし込む作業は、北林様のご担当

建物ポイントデータを地図に落とし込む作業は、北林様のご担当

北林様

「このエリアの寮・社宅限定でポスティングしたい」とおっしゃるお客様のご要望にお応えできるデータを探していて、それがゼンリンの建物ポイントデータだったのです。
建物ポイントデータを持っていることで、このお客様からは引き続き仕事を受注できるだろうという予測と、今後、他のお客様からのさまざまなご要望にも対応できるようになるという効果を期待して、導入を決めました。
データのサンプルを取り寄せ、寮と社宅をピックアップして提案書をつくりました。その際、どの辺りに寮・社宅が多いのかを地図上で視覚的にわかりやすく見せる工夫をするなどして。結果、「ここまでわかりやすくて精緻なデータが使えるのなら」と、信頼をいただき、受注につながりました。それと、地図上にポスティング対象となる建物の位置を示すための情報が、経度・緯度であったことも導入時に着目したところのひとつですね。経度・緯度情報であれば、ターゲットとなる建物や配布したい場所を、極めて正確に特定できます。住所情報だと、地名が変わった場合などに修正しないといけませんから。

折り込み広告からピンポイントのポスティングに変更した結果、依頼主のサービス入会率が前年比の200%UPに

実際に導入して、どのようなメリットを感じていらっしゃいますか?

「配布スタッフの配置人数なども計画しやすい」と福田様

「配布スタッフの配置人数なども計画しやすい」と福田様

福田様

某大手スーパーのお客様に営業をかけたところ、宅配事業を拡大するために、ある地域の「団地」限定でポスティングできないかと相談をいただきました。前年までは、新聞の折り込み広告で宅配サービスの会員募集をされていたそうなのですが、バラ撒き型のポスティングではなく、ピンポイントで団地に絞り込んで、より効率よく告知を行いたいというお話しでした。団地には、高齢の方が多く住まわれているということがあり、重たい物を上階まで持って上がるのに苦労される方もいらっしゃいますから、宅配サービスをご利用いただける可能性が高いのです。
建物ポイントデータを使うことで、特定のエリアの団地だけを簡単にピックアップできます。さらに、その団地が何階建てなのか、総戸数はいくつかというところまで割り出せるので、チラシの配布枚数はもちろん、配布スタッフの配置人数などの判断も的確に行えました。
実際のポスティングについては、各団地の1階に設置された集合ポストへの投函ではなく、戸別のドアポストへの投函を実施しました。結果的に、某大手スーパーの宅配サービスへのお客様入会率が前年と比較して200%ほどに上がり、お客様に大変喜んでいただけました。

地図上に建物の位置を記入する作業が1/10に効率化

実作業における改善はいかがでしたか?

ゼンリン電子地図帳Ziを使用し、ターゲットとなる建物ポイントデータの取り込みを行っている

ゼンリン電子地図帳Ziを使用し、ターゲットとなる建物ポイントデータの取り込みを行っている

北林様

建物ポイントデータは、汎用的なCSV形式のデータであり、経度・緯度の情報が入っています。しかも、以前から利用しているゼンリン電子地図帳Ziへの取り込みが簡単に行えますから、とても助かっていますよ。
導入前に手作業で行っていた、配布スタッフに渡す地図上にポスティング対象となる建物の位置を記入するという作業が、パソコン上で簡単にできるようになって、作業効率が格段に上がりましたね。従来、費やしていた手間と時間が10分の1くらいに軽減された印象です。

蓄積した自社のノウハウとゼンリンの建物ポイントデータの融合で、仕事の幅が広がる

その他に、導入によって得られた期待以上の成果や効果などはありますか?

小菅様

長年のポスティング業務によって蓄積した弊社独自のノウハウと、ゼンリンさんに提供していただく正確な建物ポイントデータを活かして、マンションなどの建物の各戸の平米数を算出するオリジナルの計算式を導き出し、新たなサービスメニューとして運用を始めました。この計算式を使うと、例えば50平米以下のマンションにポスティングしたいといったお客様のニーズにも、きめ細かく応えられるのです。特に不動産系のお客様から、多数の受注をいただいています。
その他にも、ポスティングがきっかけとなってお取り引きが始まり、今では広告の制作まで請け負わせていただけるほど、仕事の幅が広がっているケースも多いですね。

信頼できる裏付けデータがあることで、提案営業の質が向上

北林様

営業社員の建物ポイントデータに対する理解が進んできて、お客様との打ち合わせの際に、どういうデータをどう使えば有効かといった判断ができるようになってきました。確実に成果が見込めるという自信を持って、お客様への提案ができるようになっています。以前だと、営業社員それぞれの経験則に依存した提案を行っていたのですが、それを裏付けるデータが加わり、わかりやすく可視化した提案書がつくれるようになりました。お客様のご要望を伺うだけでなく、積極的な提案営業にも結びついています。

今後の展開やゼンリンへの要望などをお聞かせください

福田様

セグメントデータの項目がもっと増えて、現状、折り込み広告だけでポスティングを実施されていないお客様に対して有効な提案ができるようになるといいですね。例えば、「駐車スペースのある戸建住宅」といった項目があれば、カーディーラーのお客様に活用できると思います。

小菅様

弊社としては、建物ポイントデータのおかげで、付加価値の高いポスティングが実現できるようになってきていますので、さらに効果が上がるポスティングを提案できるようにしたいですね。
リフォーム企業向けなどに、マンションの分譲・賃貸の区別や築年数までわかるポイントデータがあれば、もう最強でしょうね。ゼンリンさんには、これからも期待しています。

導入前に抱えていた課題

  • 「建物の種別を限定して配布したい」というお客様のご要望に対応できない
  • 地図上にポスティング対象となる建物の位置を記入する作業に手間と時間がかかる

導入後の効果・メリット

  • 寮・社宅、団地など建物を細かくセグメントでき、ピンポイントで効率的なポスティングを実現した
  • 手作業で行っていた地図上にポスティング対象となる建物の位置を記入する作業が、簡単にできるようになり、大幅な作業効率化が図れた
  • 蓄積した自社ノウハウとゼンリンの共同検討でサービスの新メニューを開発、仕事の幅が広がった
  • 付加価値の高いサービスが提供可能となり、お客様企業の満足度がさらに向上した
  • お客様企業との商談の際に、営業社員が説得力のある資料を提示でき、案件化できる確率が上がった

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建物ポイントデータ

建物ポイントデータは、住宅や商業ビル・オフィスビルをはじめマンションやアパートなど全国約3800万棟の建物一軒一軒の情報を週力したデータです。
所在地の緯度・経度情報はもちろん、建物面積や集合住宅の戸数、オフィスビル・商業ビルの部屋数、店舗数なども収録しています。

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