導入企業様

税理士法人 オンリー・ワン様

【本店(杉本・水島事務所)】
東京都八王子市中野上町4-23-4

【業務内容】
税務・会計・決算に関する業務、独立、開業に関する業務、経営相談・経営コンサルティング


法人、個人を問わず多くのクライアントを抱える税理士法人 オンリー・ワン。
平成17年に法人を設立し、拠点となっている東京都八王子市のほか、東京都羽村市にも事務所を開設している。
その代表で税理士の水島栄司氏に、「ZENRIN GISパッケージ 税理士」(以下、「GISパッケージ税理士」)の導入にまつわるお話を伺った。

導入効果

感覚的に使える操作画面で、紙での一連の作業にかかっていた作業時間が3分の1に短縮!
相続税業務を簡便化した「ZENRIN GISパッケージ 税理士」とは?

紙の住宅地図では、距離計測や地図の貼り合わせに時間がかかっていた

―― 貴社の主な事業内容について教えてください。

水島氏:

一般的な会計事務所と同様に、法人税、所得税、相続税について、税務相談、納税額の算出、税務書類の作成、税務代理などを行なっています。規模としては、法人クライアントが約80件、個人クライアントが約160件程度です。

年間の流れとしては、法人クライアントの申告が毎月あって、12月には年末調整と法定調書の作業、年明けには確定申告といった感じです。相続税案件はその性質上、合間に散発的に入ってくるので、平均して月に1件くらい、年間だと10~15件程度でしょうか。

相続税案件の対応エリアは東京都西部、いわゆる「三多摩」と呼ばれる地区と神奈川県相模原市が中心ですが、東京都23区内、埼玉県、千葉県の案件を担当することもあります。クライアントが首都圏以外に不動産をお持ちの場合などもありますが、ほとんどが当事務所のある東京都八王子市近辺で収まっています。

――「GISパッケージ税理士」導入以前は、地図をどのようにお使いでしたか?

水島氏:

住民の名前まで掲載された住宅地図が必要になるのは相続税案件くらいですが、ゼンリンの住宅地図帳を毎年購入していました。しかし、紙の住宅地図帳だと八王子市内だけでも3冊に分かれているので、目的の不動産が掲載されたページの場所を探すのも大変でした。

相続税の申告書類を作る場合、当該不動産の間口や奥行きの距離を算出しなければならないので、住宅地図帳に縮尺定規を当てて計測していました。目当ての不動産がちょうどページの境目に当たっていると、各ページをコピーして貼り合わせ、1枚の地図にするといった作業も必要になります。貼り合わせるときに紙がよれてしまうこともあり、些末な作業に膨大な時間を食われているといった印象がありました。

感覚的に使える操作画面で、紙地図利用での作業時間が3分の1に短縮

――「GISパッケージ税理士」導入に踏み切った決め手は?

水島氏:

ゼンリンの営業担当者の方が事務所にいらして、「こんな商品があります」と紹介してくださったのです。機能などの詳しい説明を聞いて、これなら紙の地図で感じていた課題がすべて解決できると思い、即座に導入を決めました。具体的には、地図のコピーや切り貼りの手間が省けるという点が一番の魅力でした。

紙の住宅地図帳からいきなり「GISパッケージ税理士」に乗り換える形となりましたが、私自身、昔はパソコンを自作するくらいデジタルアイテムに親しんでいたこともあり、これといった戸惑いはありませんでした。操作画面も非常に分かりやすく、マニュアルなどを熟読しなくても感覚的に操作できます。

税理士の主な仕事は税額計算ですが、そのためにはまず資料を過不足なく揃えることが重要です。その過程での労力を省けるのが「GISパッケージ税理士」の大きな魅力でしょう。具体的に時間を計ったわけではありませんが、紙での一連の作業にかかっていた時間が、感覚として3分の1程度に短縮できました。同時に、作業に対するストレスを感じなくなったのも確かです。

―― よく使用するのはどんな機能でしょうか。

水島氏:

相続税案件で、場所の検索、距離や面積の計測、ブルーマップと相続税路線価の重ね合わせを使っています。住所だけではなく、地番での検索ができるのも便利ですね。また、概算にはなりますが、距離や面積を0.1メートル単位で計測できるのが、税理士としては非常にありがたく感じます。

地図の拡大・縮小が自由にできるのも便利ですね。相続税の申告では、現地の地図や案内図など、何枚も添付しなければいけない地図資料がありますが、それぞれに適した形や縮尺でプリントアウトできるのです。手間がかからないだけでなく、印刷時の見た目もきれいに仕上がるのがいいですね。

常に使っているわけではありませんが、衛星画像で現地の状況が確認できるのも便利です。正確なところは現地に足を運んで確認しなければなりませんが、傾斜地や崖地などが予め確認できるので、収録されていてうれしい機能のひとつです。

また、基本的なことですが、特定のパソコンにソフトをインストールするのではなく、ブラウザからIDとパスワードでログインして使えるのが便利だと感じています。同時ログイン数に制限はありますが、紙の地図を使っていた頃に比べると、作業の自由度が非常に高くなりました。

今では「GISパッケージ税理士」なしでの業務は考えられないくらいです。私以外の職員も、ちょっと場所を確認したい、地図を見たいといった際に、日常的に利用しています。当事務所には合計10人の職員がおりますが、ほぼ全員が使っているのではないでしょうか。

コスト的にも手頃で、相続税を扱うすべての税理士にすすめたい

―― コスト面については、どのように感じていらっしゃいますか?

水島氏:

任意の1都道府県エリアが時間無制限で使えるプランが年額132,000円(税込)ですから、相続税案件が年1件あればペイできるのではないでしょうか。1ヶ月10万円というならちょっと考えてしまいますが、現在の価格なら決して高いとは思いません。

相続案件以外でも、株価評価などで地図は絶対に必要になるので、導入で得をすることはあっても損することはないと思います。当事務所は、1都道府県エリア+全国(月々60分まで利用可)のプランで契約しています。一つひとつの作業が短時間で済むので、メインの都道府県以外の案件も60分の制限時間内で十分活用できています。

※価格は2023年3月時点

―― 「GISパッケージ税理士」やゼンリンに対するご要望があれば聞かせてください。

水島氏:

路線価は毎年7月1日に公開されますが、ゼンリンの「GISパッケージ税理士」に反映されるのは11月くらいなので、もう少し短縮していただけると助かります。

また、現在は計測時に間口や奥行きの距離を表示する際に、「1~2点間」「3~4点間」のような形でしか表示できません。これがダイレクトに「間口」「奥行き」という項目で計測や表示ができると、非常にありがたいですね。

あと、土地境界などが正確に分かったらいいなと思います。今後も税務・会計のプロフェッショナルとして、「GISパッケージ税理士」とうまくつきあっていきたいと思っています。

―― 最後に、どのような方に「GISパッケージ税理士」の導入をおすすめしたいですか。

2015年に相続税の基礎控除額が縮小されたことで、課税される人が増えました。そういった流れを考えると、今後ますます相続税案件が増えることでしょう。
相続税の土地評価をする方なら、絶対に導入したほうがいいと自信を持っておすすめします。

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