導入企業様

西国@税理士(@merad1984)様

平成30年に独立し、開業。
中国地方の一都市で、不動産賃貸業の個人のお客様を中心に200件と顧問契約を結び、一件一件、毎年の確定申告や相続税対策の相談に真摯に取り組む。
「ZENRIN GISパッケージ 税理士」の導入の経緯から、導入後の効果までを聞いた。

導入効果

ZENRIN GISパッケージ 税理士の地番検索機能で、地番を探す手間が省略。
常に最新のブルーマップを扱えるため、買い替えなくても不要となり、他社製の文書作成・表計算ソフトと掛け合わせて使用することで、ペーパレス化も実現。
顧客と向き合うための時間創出に貢献。

人と人とがふれあえる時間を増やしたいから

ハードワークと言われる税理士業界。先進的な発信でTwitterのフォロワーを増やし続ける税理士インフルエンサー「西国@税理士(@merad1984)」氏。

便利なデジタルツールを駆使し、Twitterでも抜群の発信力なだけに、集客もネット中心と思いきや、「うちは地域密着で口コミや紹介ばかりです」と言うから驚きです。

「ZENRIN GISパッケージ 税理士(以下、GISパッケージ税理士)」を使いこなすのは、全て人と人とがふれあえる時間を増やしたいから。西国氏が人生体験で掴んだ深い想いに理由がありました。

西国氏に導入の経緯から 導入後の効果についてお聞きしました。

開業以来、順調に顧客を増やす税理士インフルエンサー

西国氏は平成30年に独立し、開業。
中国地方の一都市で、不動産賃貸業の個人のお客様を中心に200件と顧問契約を結び、毎年20件から30件と順調に顧客が増え続けています。

お客様には地主が多く、一件一件、毎年の確定申告や相続税対策の相談に丁寧に取り組みます。

その真摯な姿勢が評判を呼び、順調に業績が伸びていきました。

2022年には自宅兼事務所も建て、西国氏と従業員4名で運営しています。
本来なら繁忙期であるはずの確定申告の時期でも「9時5時定時」は死守。
独立前にいた事務所では業務を定型化して分かりやすく落とし込むポジションを担っていました。
その経験が、現在の業務の効率化に活かされているのです。

それと同時に税金や税理士事務所の経営に関する情報発信でTwitterのフォロワー数も着実に増えています。
しかし、本人曰く、「Twitterはあくまで息抜き。また、税務知識のアウトプットに使っています」とのこと。

全てが順風満帆に見える西国氏ですが、実は独立前には壮絶な経験が……。
事務所を始めたのも、新しい事務所が決まるまでの半年間だけの「お試し独立」だったのです。

GISパッケージ税理士に出会うまで

西国氏は大学を卒業後、保険会社に就職します。
しかし、全国各地への転勤が多く、先輩社員のほとんどは家庭があっても単身赴任。「家庭ができたらいつも家族と一緒にいたい」と思うようになります。

晴れて税理士になったこともあり、1年後には結婚、事務所では幹部候補に抜擢されました。
しかし、そこからはハードワークの日々……。
毎日の長距離通勤、申告の時期には事務所に泊まりがけになって、なかなか家に帰れないこともありました。

確定申告の時期の激務が続いたある日。
気がついたら、立ち上がれなくなるほど身体を壊していました。

40度以上の発熱が1週間続き、20日間の入院です。
「もうここでは働けない」。
そう思い、事務所を退職。再就職しようにも、また人の下で働くのが怖い。独立の経緯は極めて消極的なものだったのです。

顧客のあてもなくスタートし、独立初月の売上はたった1件の顧問先からの24,840円(税込)。
赤ちゃんが生まれて9カ月、専業主婦だった奥さんが働きに出てくれました。

以前から親しかった税理士会の支部長が、独立祝いで紹介してくれた相続税申告案件をはじめとし、次々と依頼が舞い込むように……。
フットワーク軽く相談に乗っているうちに、いつの間にかご縁が広がっていきました。

そして、相続税申告案件に対応する中で、ゼンリンのGISパッケージ税理士に出会ったのです。

「もはや手放せない」と語るZENRIN GISパッケージ税理士のメリット

西国氏は2022年の春頃、ツイートで「GISパッケージ税理士」を推薦してくださいました。
「税理士の皆さん相続税業務で申告書に地図を添付する場合はZENRIN GISパッケージを使いましょう(許諾付の地図を出せます)」

―― 「GISパッケージ税理士」をいつ頃知りましたか?またそのきっかけは?

西国氏:

開業して2年目で、きっかけはたしかDMだったと思います。毎日大量のDMが来るのですが、たまたま見かけて。
ちょうど相続税の案件があり、5日間無料の試用版もあるので、その間使って元を取れるだけ取ろうと(笑)
結局年間12万円(税別)なら相続案件一件で元が取れるなと思って導入しました。

※価格は2023年3月時点

―― 導入前はどのような状況でしたか?

西国氏:

導入前は自転車で市立図書館まで行ってブルーマップ(ゼンリン)のコピーをとっていました。独立前の事務所では女性事務員がバインダー式のブルーマップを使うんですが、重いんですよ。地番を探すだけでも一苦労でした。1冊数万円もする上に、買い替えも必要で。さらに申告のときには複製許諾証の貼り付けも必要でした。

―― 導入後はどのように変わりましたか?

西国氏:

GISパッケージ税理士で検索できるようになって地番を探す手間がなくなりました。ブルーマップのように買い替えなくてもいいし、他社製の文書作成・表計算ソフトと掛け合わせて使用することで、ペーパレス化も実現しました。GISパッケージ税理士からは複製許諾証付きの地図が出力されるので、貼り付け作業も不要となりました。

複製許諾証付きの地図は、税務申告時への添付資料のみご利用いただけます。

―― どの機能が一番便利でしょうか?

西国氏:

ダントツで使っているのが地番検索です。以前はブルーマップを開いて地図とにらめっこして、見つけたら付箋を貼っていくという手順でしたが、GISパッケージ税理士では、簡単に地番から場所を特定できるので、その手間が一切ありません。かなりの時間短縮になりましたね。

―― 税務でGISパッケージ税理士を使うに当たって注意されているポイントはありますか?

西国氏:

相続税申告の現場ではよく「土地の減価要因を探せ」と言われていまして、税務ではいかに不動産のマイナス要因を探して不動産評価を下げるかが重要になります。不動産評価で相続税が全く違ってくるんですね。土地によっては登記簿に書かれた地目(宅地や田畑など、土地の主たる用途区分)とは全く違う用途で使われている場合があります。私は必ず自分で現地に行って現物を確認し、写真を撮影して、税務署へ提出する評価明細書に添付します。どれだけ説得力がある資料を提出できるかが決め手です。

やれることは、残さずやります。そのための下調べをするときにも実態を重視したゼンリンさんの地図は便利です。また、公図と違って、現地で聞き取り調査をする場合も1戸ごとの世帯名字があるとお客様もイメージしやすいようです。

―― ただ作業を効率化するためだけに活用しているだけじゃないんですね。

西国氏:

絶対にやってはいけないのは、「お客様と向き合う時間を減らすこと」です。それ以外のことはいくらでもツールを使って効率化していいと思っています。

―― 他にも「GISパッケージ税理士」のいいところがあったら教えてください。

西国氏:

路線価がシームレスに閲覧できることですね。国税庁のHPの路線価図だと途切れているところもあって、使い勝手がよくないんですね。相続税の簡易試算の作成に活用しています。また、都市計画の用途地域が確認できるのも助かっています。

―― 逆にもっとこうしてほしい、こうだったらいいのにという改善点があったら教えてください。

西国氏:

まず、ハザードマップを見られるようにしてほしいですね。土地の評価で「土砂災害特別警戒区域内にある宅地の評価」というものがあります。これは国土交通省のハザードマップで該当地域でないか確認しています。ゼンリンさんの提供サービス「GISパッケージ 不動産」では、閲覧できるそうなのでぜひ追加してほしいですね。

また、GISパッケージ税理士が便利とはいえ、路線価に誤りがあってはいけません。実際の相続税申告の提出段階では国税庁の路線価図を必ず参照しています。
ですから、GISパッケージ税理士で表示される路線価にカーソルを合わせると、その路線価が国税庁の路線価図のどのページを参照したものか分かると助かります。

9時5時定時にこだわる理由

―― 確定申告の時期でも定時にこだわるのは逆に大変なような気がするのですが……。

西国氏:

開業時は、妻が仕事に出ることになり、娘の世話は私が担当しました。そのとき、いかに子育てを妻に任せっぱなしだったかを痛感したんですね。その後、事務所の業績も安定しましたが、妻が正社員に採用され、そのまま仕事を続けることになりました。夫婦共働きになって、保育園のお迎えもしなければならない。そこで、「とても残業なんかしてられない」と気がつきました。

そこから「9時5時定時」「家族が一番」を掲げています。スタッフにも家族がいるので仕事よりプライベートを優先してもらっています。スタッフを守りたい気持ちがあって、所長の私がガツガツ仕事をしていたら彼女たちも巻き込まれてしまう。だから私も定時を守っています。

―― これからの展望をお聞かせください。

西国氏:

仕事の規模をこれ以上大きくするつもりはありません。規模が大きくなると、僕が直接お客様と接する時間が減ってしまうからです。一人ひとりのお客様を大切にして、さらに地域に根づいてきたいですね。プライベートでは、娘が小学校へ上がったらトライアスロンに挑戦したいと思っています。
今は朝、娘のお弁当作りの前にジョギングして少しずつ鍛え直しています。

―― 最後にこれから「GISパッケージ 税理士」の導入をお考えの方に一言お願いします。

西国氏:

(利用プランが税別で)年間12万円、月に1万円なので、年に1回相続案件があったらペイできます。
売上が安定していれば、開業1年目の人でもおすすめです。私が自信を持っておすすめします。

※価格は2023年3月時点

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