配送業務の効率化を図りたいという事業者の方は多いでしょう。しかし実際に配送業務の効率化をするためにはどのような方法があるのか、まずは知りたいところではないでしょうか。

また、配送業務を効率化するにしても、大規模な業務効率化をする場合には、時間的な手間もかかる上に、金銭的なコストもかかってしまうこともあるでしょう。そのため、業務効率化が必要になる背景や理由についても、あらためて整理しておきたいところです。

そこで本記事では、まず配送業務の効率化とは何かということや配送業務の効率化が必要とされる背景、配送業務の効率化の方法やそのためにおすすめのサービスなど、まとめてご説明します。

配送業務の効率化とは何か?

あらためて、配送効率化とはどのようなことを指すのかについてご説明します。

どのようなルートで顧客に荷物を届けるかによって、運搬時間は大幅に変わってきます。それはつまり、現場のドライバーの労働時間も変わってくることを意味しています。配送ルートを効率化すれば、現場のドライバーの労働時間が削減され、コスト面での効率化も達成できます。

従来は、現場の熟練ドライバーが自らの経験・知識に基づき最適なルートを判断していましたが、最近では、AIを使ったアプリなどを用いれば、最適な配送ルートを決めるためにアプリが手助けしてくれます。配送効率化の方法はデジタル化してきています。

配送効率化が必要とされる背景・課題

配送効率化に取り組むにあたり、なぜそれが必要とされるのか、あらためて理解しておきたいところです。以下、配送効率化が必要とされる背景・課題についてご説明します。

人手不足・長時間労働

配送効率化が必要とされる最大の理由として、物流業界の人手不足・長時間労働問題が挙げられます。

慢性的な人手不足により、物流現場は長時間労働を強いられることが多くなってしまっています。長時間労働を余儀なくされる結果、離職する人も増えてさらに人手不足に陥るという悪循環が起こっています。こうした悪循環を解決しなければ、人手不足は一向に解消できません。

配送業務を効率化すれば、長時間労働も一定程度まで緩和されるはずです。そのようにして、働きやすい職場になっていけば、離職率は減っていくでしょう。また、これまで物流業界に縁がなかったような人でも、物流現場を就職先の1つとして検討してくれるようになっていくことが期待されます。

2024年問題

働き方改革関連法の成立によって、長時間労働の規制が変更されました。それによって引き起こされるのが、2024年問題です。

2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が、960時間に制限されることになったのです。それにより、時間外労働時間が多かい企業は、大きく労働時間を制限しなければならなくなり、業務効率化の必要性が高まりつつあります。

また、中小企業で月60時間の時間外労働が発生した場合には、2023年4月1日から増賃金率が25%から50%へ引き上げられることも決まりました。そのため、労働時間を減らさなければ、大幅な人件費アップになってしまうことから、配送効率化に取り組むことは喫緊の問題と言えるでしょう。

コロナ禍による物流需要の増加

コロナ禍により人々が家で過ごす時間が増えたことで、ECサービスなどで商品・サービスを購入することが増えてきたことも要因としては大きいでしょう。

コロナ禍前はショッピングセンターやスーパー、デパートなどに直接出向いて買い物していた人たちも、わざわざ買い物に行かずに商品を購入できる便利さに気づいてしまったためです。

そのため、コロナ禍以降、ECサービスの物流を担う軽貨物業者への需要も増えてきています。一方で現場は人手不足なため、より効率的な配送が求められてきているのは当然の流れと言えるでしょう。アフターコロナである程度まではECサービス利用よりも、実店舗で購入する人が増えるかもしれませんが、やはり社会の大きな流れとしては、これからもECサービスで商品・サービスを購入する人が増えていくのではないでしょうか。

2022年からのインフレによるコスト増

忘れてはならない要因の1つに、2022年から始まった世界的なインフレも挙げられるでしょう。

ロシアのウクライナ侵攻によって引き起こされた世界的なインフレによって、原油高騰など物流にかかるコストが増加してきています。先進各国の中央銀行は継続的な利上げをすることでインフレ退治に動いていますが、その成果は緩やかにしか表れてきていません。ロシアのウクライナ侵攻も長引いてきており、このままでは世界的なインフレは止まりそうにありません。

インフレによる材料費などのコスト増が負担になっているからこそ、時間外労働による残業代などの増加を減らしたいところでしょう。残業代を減らすためにも、配送効率化は重要になるのです。

配送効率化の方法

ここまでお読みいただいたことで、配送効率化の重要性については理解いただけたのではないでしょうか。では、具体的にどのような配送効率化の方法があるのか気になるところでしょう。以下でご説明します。

根本的なオペレーションの変革

従来のようなオペレーションに頼っているだけでは、2024年問題には対応できません。

そのため、これまで1人で配送業務を担当していたような業務についても、小分けにして複数人で担当できるようにする必要があるでしょう。その際には、人力だけでなく、ITサービスなどのデジタルテクノロジーの活用も考えてみましょう。

運送・配送業務をIT化する

前項までの問題解決策の一つとして、デジタルテクノロジーの活用を考えてみてはいかがでしょうか。

最新のデジタルテクノロジーを用いれば、最適な配送ルートをAIが導き出してくれます。AIが自動的に判断してくれるので、属人的な運営によらず、経験のばらつきがあっても安心できます。

また、ラストワンマイルのナビゲーションについても、ナビゲーションアプリなどを活用すれば最新の状況を常に把握できます。

配送効率化ならZENRIN ロジスティクスサービス

2024年問題などに向けて配送業務を効率化したい方には、 ZENRIN ロジスティクスサービスがおすすめです。

人の経験知によらず、常に最適な配送計画を作成できるAI自動配車システムが搭載されています。また、最新の地図情報が反映されているだけではなく、建物の出入口情報をも活用した「ドアtoドア」案内ができるナビゲーションアプリも活用することで、より現場事情に沿ったナビが可能です。車両区分を登録しておくことで、大型車の車型を考慮したルート案内もできるようになっています。

配送効率化は必要不可欠

長時間労働を強いられることによる慢性的な人手不足だけではなく、2022年からのインフレ、コロナ禍による物流需要の増加、2024年問題など、さまざまな問題による配送効率化の必要性が求められています。

特に2024年問題にはどの物流業者も対応を迫られています。現場の労働時間を削減して2024年問題に関連する働き方改革関連の法律を遵守することは、もはや必要不可欠な課題に変わりました。

配送効率化を達成するためには、現場のオペレーションを変革し、1つの業務を複数人で分割することがまず考えられます。

また、ZENRIN ロジスティクスサービスなど、ITサービスを使って業務をDXすることも選択肢の1つです。ぜひ本記事をヒントに配送効率化に取り組んでみてください。

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