時田 未来

永遠に完璧にはなり得ない
物件データの「完璧」を目指して

調査・制作
時田 未来 Miku Tokita

2007年入社
経済学部 経営情報学科卒

私の仕事

膨大な物件データから、わずかな差異を探し出す

私が所属する部署では、物件データを収集・整備しています。物件データとは、カーナビでの施設検索などに使用されるデータのことです。お店の名称、ヨミ、住所の基本情報の取得にはじまり、宿泊施設であれば宿泊料金、売店の有無などのガイドブックに載るような詳細な付帯情報、また各店舗の出入口の情報など、店舗や施設に関するさまざまな情報が詰まったデータです。

これらの情報収集は多岐に渡っています。日々刻々と変化する地図情報の収集方法といえば、当社の各営業所から情報を収集する方法、コンビニやファミリーレストランであれば本社に問い合わせ、各店舗の資料を入手する方法があります。また、直接店舗へ電話取材やFAX取材を行うこともあります。私が所属する部署ではこのように収集した膨大な情報に対して、鮮度や妥当性の精査を行い、正しい情報をデータベースに反映する業務を担っています。

このように、物件データの収集は人海戦術とも言える作業によって行われています。

そうして収集・整備された膨大な情報を検査ツールに読み込ませ、少しでもフォーマットに差異があれば検証・確認して、間違った情報が混ざらないようにするのが私の仕事です。実務に関しては、協力会社や他のスタッフの協力を得て実施しており、私はそれを管理・統括する役目も担っています。

こんな商品に携わっています

1日の仕事の流れ

09:00

業務開始、前日の整備作業の進捗確認

09:15

グループミーティング

10:00

メールチェック、進捗管理

12:00

同期と昼食

13:00

整備管理、調整

17:00

翌日の準備、退社

仕事の難しさ・醍醐味

品質への追求、多くの人に役立っていることへの誇り

品質への追求、多くの人に役立っていることへの誇り

データ整備は人が行う作業なので、当然人為的なミスもあります。そのミスをいかにして防ぎ、どうすれば品質の良いデータが作れるかを常に考え続けることがこの仕事の職務であり、一番神経を使うところです。にもかかわらず、前述した機械処理によるチェックでも漏れが出てしまうことがあるのがこの世界。その漏れを予測して未然防止策を講じるなど、人的・物的を問わずあらゆるミスへの対策を講じるのも大切な職務です。

そうしてでき上がる当社の地図のスケールは、日本全国におよび、物件データは時の流れと共に刻々と変化します。常に現実の後追いで、仮に今日の時点で完璧な地図でも、明日になれば不完全なものとなります。それでも、その瞬間、その時点の完璧を追い求めて仕事に臨んでいます。

制作部門で何よりも問われるものは、データの品質=正確性です。この品質への追求こそ、「地図のゼンリン」の信頼を盤石なものにする基礎となる部分です。日々、多くの人々に利用され役立っている地図のもととなるデータを自らの手で扱っていることに、誇りとやりがいを感じています。

未来へ向けて

地図データの鮮度と精度を向上させ、隠れた可能性を発掘したい

地図データの鮮度と精度を向上させ、
隠れた可能性を発掘したい

現状、どこかに新しいお店ができた場合、その情報を収集してから地図データベースに反映し、お客様の手に届くまでには時間がかかることがあります。この期間を、地図データの鮮度と精度を向上した上で短縮していくことが必要であると考えています。また、地図にはまだ隠れた可能性が眠っていると思います。携帯電話やインターネット、スマートフォンなどの普及により、ますます便利な社会になっている現在、今よりもっと良い商品やサービスを提供できるはずです。

こうしたことを実現するためにも、物件データについてもっと知識を身につけ、品質の良いデータを作れるよう努力していきたいです。また、制作部門以外の知識も習得して、お客様がもっと喜んでくださるデータを作り続けていきたいと考えています。

学生の皆さんへ

運命の会社に出会うまで、自信を持って正直に!

運命の会社に出会うまで、自信を持って正直に!

私自身、就職活動では大変苦労し、嫌になって投げ出したくなることも多々ありました。でも自信を持って正直にぶつかっていけば、きっと運命の会社に出会えるはずです。私も「ゼンリン」という会社と出会えたことで、人々の生活に貢献できるやりがいのある仕事に巡り合い、また多くの出会いがありました。決して妥協することなく、納得のゆくまで頑張ってください。

※掲載の情報は2012年12月現在のものです。

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