中尾 隆之

次世代のゼンリンを担う
新システムの構築

研究・開発
中尾 隆之 Takayuki Nakao

2009年入社
国際環境工学部 情報メディア工学科卒

私の仕事

より効率的な地図データベース作成までの基礎作り

現在、「時空間プロジェクト」という取り組みに従事しています。これは、情報収集、データベース(以下、DB)編集、提供までの一連の仕組みを刷新した新システム「時空間情報管理システム」を設計・開発するプロジェクトです。

当社にはいくつものDBがありますが、お客様からの地図情報へのさまざまなニーズに対応するための新しい機能を追加する過程でシステムが肥大化し、編集工程が複雑化しているのが現状です。「時空間プロジェクト」では、これをリストラクチャリング(再構築)して、複雑なデータ構造や編集工程をシンプル化し、効率性を高めようとしています。これが実現されると、基礎DBから地図データが自動生成されるようになるなど、非常に活用度の高いDBが誕生します。

このプロジェクトの中で、私は地図情報のもととなる出典(※1)の収集方法・管理方法を検討し、システム化の要件定義を行う業務を担当しています。また、当社の保有する高度な計測技術をどのように活かして地図に付加価値を持たせていくかなど、新しい計測技術や、その利活用の検討にも携わっています。言葉を換えれば、私の仕事は既存のものを問い直し、新しい編集プロセスを作っていくこと。より高い品質・鮮度・精度の保証、日々進化する当社への要求に対し柔軟な対応を可能にする地図DBの開発、すなわち地図DB作成までの基礎作りを担っています。

(※1)出典:地形図や航空写真、調査スタッフによる調査結果といった地図制作のもとになる情報

こんな事業に携わっています

1日の仕事の流れ

仕事の難しさ・醍醐味

09:00

その日の予定やタスクを確認、優先順位を決めて業務開始

10:00

午後からのレビュー資料準備、最終確認

12:00

昼食(同期と食事へGO!気がフッと楽に)

13:00

打ち合わせ(自分の主催であれば、進行を担当)

15:00

決定事項整理、課題確認、再検討(関係者と認識合わせ)

17:00

振り返り、今後のタスク整理、退社(残業がなければ)
(金曜日であればこの瞬間がたまりません)

皆で力を合わせて取り組むことの喜び

皆で力を合わせて取り組むことの喜び

伝えること、聞き取ること――これは私の業務において、共通した課題となっています。私の業務は、自分で考えた企画案を自部署はもちろんのこと、他部署に向けて発信する機会が多く、打ち合わせ時には目的に沿った成果を時間内に出さなければなりません。しかし自分の思いを伝えられず、あるいは相手の思いを解釈しきれずに、狙っていた議論ができない場合が少なからずありました。それを避け、有意義な議論を行うため、常に目的や話し合う内容を整理し、何を伝えたいのか、どんなことを聞き出したいのかを明確にするよう心掛けています。

やりがいを感じる瞬間は、多くの人を巻き込み、予定通りに案件を達成させた時です。また、他部署のスタッフと度重なる打ち合わせを経て、皆で力を合わせて問題に挑むことにも喜びを感じます。苦楽を共にする中で、いつの間にか軽い冗談を言い合えるまでに打ち解けたスタッフたちは、仕事上、大切で頼りになる人脈となっています。

未来へ向けて

大きなプロジェクトのリーダーを任される、信頼されるエンジニアに

大きなプロジェクトのリーダーを任される、信頼されるエンジニアに

今後はエンジニアとして、地図制作における企画→収集→管理→編集→提供について、全体的な仕組みを意識的に勉強していきたいと考えています。そして、システムに留まらず、各工程のつながりや人の動きなど、全体の流れを把握することで、さまざまな観点、幅広い視野をもった提案ができるようになりたいと強く思います。いつの日か信頼されるエンジニアとして大きなプロジェクトのリーダーを任され、会社と社会に貢献していくことが私の目標です。

学生の皆さんへ

就職活動は自分自身について考える好機+次の一歩へのチャンス

就職活動は自分自身について考えるよい機会であり、次の一歩を踏み出すチャンスだと思います。体調に気をつけて楽しんでください。ゼンリンはとても働きやすい会社です。男女問わずに活躍できる環境があり、長期連休は半強制的に取らせてもらえるので私生活も十分に楽しめます。ぜひ一緒に地図の可能性を追求してみませんか?

※掲載の情報は2012年12月現在のものです。

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