2013/11/18時点の情報です。

ゼンリンの調査スタッフは全国で1日あたりおよそ1,000人。雨の日も雪の日も調査をしています。
地図は鮮度が命、一度作ったらそれで終わりではありません。
年々変わる街にあわせた改訂作業を今日も続けています。

ビル名やテナント名など、詳しい情報が満載のゼンリン住宅地図。この地図は、どのように作られているのか、ご存じですか?
今回は、情報の収集から管理、提供に至るまで、地図づくりの技術についてご紹介します。

収集・管理・提供に至るまで ~ゼンリン 地図づくりの技術~

【収集】膨大な地図情報を、定期的に全国規模で収集!!

ゼンリンの地図づくりは、まず“歩く”ことから始まります。全国の調査スタッフが実際に街を歩き、新しくできた建物やお店、道路などをつぶさにチェック。調査原稿に書きとめていきます。歩く際のコツは「無駄が生じないよう、同じ道を2回以上歩かないようにすること」。つまり、地図をみて、道路を“ひと筆書き”するようにルートをスタッフ達がはじきだした上で、調査に臨むことになります。

時には、山を登り、吊り橋を渡って山間部の民家の位置を調べたり、瀬戸内海の島々を1日4島も回ったり、ボールペンが凍ってしまうほどの寒さのため、何本も持参してカラダで温めながら使ったり、桜島の火山灰で調査原稿が汚れないよう、コピーを持参して帰社後に清書したり…単に歩くといっても、地域に応じてさまざまな苦労と創意工夫のもと、調査が行われています。もちろん、雨の日も調査を敢行。調査用紙を濡らさないよう、ポリ袋で画板ごと用紙を覆って、その中に手を突っ込んで書きとめている調査スタッフもいます。

調査では、建物一軒一軒や大型商業施設などの「入口」情報の収集も行なっていて、カーナビ地図データに反映されます。ちなみに、道路情報の収集には、カメラやセンサーを搭載した専用車両も活用。航空写真や衛星写真からは収集できない、ビルの影などの情報をドライバー・歩行者の視点で収集しています。こうした画像情報をもとに、街の景観を3次元地図で再現できるようになるのです。

【管理】膨大なデータを取り扱う、地図データ管理技術

調査を経て集まった膨大なデータは、ゼンリンが長年培ってきた技術力で徹底管理しています。

住宅地図データは、一見すると1枚の平面に書きこまれているようにみえますが、幾重にも重なるレイヤーを持った構造になっています。「文字データ」「道路データ」「建物データ」「行政界データ」など、レイヤーの枚数は、なんと1000枚にも及ぶほど!

なぜこれほどまでに細かくレイヤーを分けているのでしょう?それは、用途や目的に応じた地図が作りやすくなるメリットがあるからです。たとえば駐車場マップは、基本の地図データに「道路データ」や駐車場情報が管理されたレイヤーを重ねることによって作られます。様々な種類のデータを重ねることによって、地図を使う人のニーズを満たすことができるようになるわけです。


カーナビ向けの地図も、見た目以上に膨大な情報が載っています。たとえば名称、進行方向、時間帯規制、道路幅、距離などです。見た目には反映されませんが、カーナビでは、これら情報をもとに計算することで、一方通行規制や時間帯規制等を考慮した案内を行なっています。

【提供】冊子、PC、スマホ…あらゆる媒体へ提供が可能に!!

収集、徹底管理を経た膨大なデータは、GIS(地理情報システム)やインターネット、モバイル端末、カーナビなど、さまざまな媒体で使われています。各媒体の仕様に合わせ、多彩なフォーマットでのデータ提供ができることも、ゼンリンの地図データの大きな特徴のひとつです。

さまざまな媒体で使われるようになったため、ビジネスでの「地図の活用のしかた」も様変わりしました。パソコンや携帯電話がなかった時代は、いつどんな時でも冊子の地図を用いていたと思いますが、現在は冊子版の「ゼンリン住宅地図」に加え、「ゼンリン住宅地図スマートフォン」や、コンビニで必要なエリアの地図だけピンポイントで入手できる「ゼンリン住宅地図プリントサービス」も登場しています。

これらを、ビジネスのシーンに応じて組み合わせて使うと便利です。たとえば訪問営業の前、事前確認や1日の訪問ルートを策定する際には、オフィスにて冊子版。外出中に急な新たな訪問先が発生したり、担当外エリアを回る時などには、スマホ版。出先で訪問しながら地図に書き込みをしたい際には、コンビニでのプリントサービスが重宝することでしょう。

長年のノウハウを活かして生まれ、日々刻々と変わる街の姿を反映し続けるゼンリンの住宅地図。ぜひともシーンに応じてご活用ください。

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