2014/10/28時点の情報です。
歩行者やドライバーの視点に立ち、直感的でわかりやすいリアルな街並みを再現した3次元(3D)の地図データ。カーナビなどでおなじみですが、ゼンリンでは、この3Dデータを“ゲームの中”でも活用してもらう取り組みを始めました。
かつてゲームは、平面で構成された2Dの世界でした。それが技術の発展によって、現在ではいっそうリアルな3Dの世界を舞台にしたものが多く登場。たとえば車のレースのゲームも、かつては真上から道路を眺めた視点のものが主流でしたが、それがドライバーの目線から捉えた3Dになり、いっそう臨場感が増しました。最先端のゲームだと、実際の映像なのか3Dなのか、一瞬見ただけではわからないほどリアルなつくりになっています。
しかし、リアルになればなるほど開発の手間とコストがかかるのも事実。一からゲームの舞台となる街を3Dでつくりあげるだけで、莫大なコストがかかってきます。
そこでゼンリンでは、これまでの地図づくりで蓄積してきた街の3Dデータをゲーム開発者に提供。現在は、秋葉原の街並みを再現したデータを提供しています。
現実世界のビルや道路が再現されていると同時に、ニーズに合わせて「夜空」「曇り空」や「風」「雨」といった天候表現にも対応。Webでは、具体的にどんなデータなのかがわかる動画もご覧いただけます。
今年8月に公表して以来、さまざまなメディアやSNSなどで話題となっている3D都市モデルデータ。データ活用の新たな可能性を目指す、ゼンリンの取り組みをご紹介します。