ポスティングは、短時間で成果を上げやすい集客方法のひとつです。業者に依頼する方法もありますが、まずは自社でポスティングを行い、コストを下げながら集客につなげたいと考える企業や店舗も多いのではないでしょうか。ポスティングを自社で行う場合、効率的に行うために「地図」の準備が欠かせません。本記事では、ポスティングに地図が必要な理由や、ポスティングの流れ、地図を活用して効率的に配布するコツなどについて解説します。
この記事でわかること
ポスティングに地図が必要な理由
地図を用いたポスティングの流れ
次のポスティングに活かす地図の使い方
ポスティングに地図が必要な理由
ポスティングを行うには、配布先を決め、決めたエリアに効率よく配布していく準備が必要です。その際にそろえておきたいのが「住宅地図」です。地図を持たずにポスティングを行うと、対象を絞り込むことができず、場合によっては、重複してポスティングしてしまう、ポスティング禁止の場所にもポスティングしてしまうといったトラブルを招く可能性があります。
しっかり地図を準備していれば、事前に決めたルートに従って効率よく配布でき、配布済みの場所にチェックを入れることで重複を防げます。また、地図が手元にあれば道に迷うこともないでしょう。地図上にメモ書きしておけば、ポスティングを禁止している物件への誤配布も避けられます。ポスティングを自社で行う場合には、地図を用意し、上手に活用することが大切です。
地図を活用して効率よくポスティングを行う3つの方法
では、実際に地図を活用して効率よくポスティングを行う際には、どのようなことを意識すればよいでしょうか。以下、代表的な3つの方法を紹介しましょう。
- 1.
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配布ルートや配布場所をあらかじめ決めておく
- 2.
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禁止物件には地図上にしるしを付けておく
- 3.
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地図に配布済みのチェックを付けながら配布する
その1:配布ルートや配布場所をあらかじめ決めておく
まずは、ポスティングを行うエリアやルートをしっかり吟味します。ターゲットとなる層が在住している、もしくは、勤務・通学しているエリアを絞り込み、地図を見ながら細かい住所まで決定します。ポスティングは、ただ広範囲に行えばよいというものではありません。お客様が足を運びやすい距離感や、配達可能な範囲など、ターゲットやエリアを絞り込むことが大切です。
そのような距離感を考慮する必要がない業種の場合は、ターゲットが住んでいるエリアを検討に入れます。例えば、会社員向けのサービスを紹介するチラシなら、ファミリー層が多いと思われる住宅街を選ぶ、学生を対象とするなら、学校の近くにあるワンルームの集合住宅を選ぶといった具合です。サービスや商品に高い関心をもってくれそうな住民が多いエリアを検討しましょう。
配布するエリアが決まったら、効率よく順番に配布できるルートを検討します。事前にルートを決めておくことで、同じ道を行ったり来たりすることもなく、最短で効率よく配布を終えられるでしょう。
その2:禁止物件には地図上にしるしを付けておく
最近では、ポスティング禁止を告知しているマンションやアパートが多く見られます。「ポスティングお断り」「チラシ不要」などと告知している物件については、ポスティングを避けなければいけません。無理に配布すると、トラブルの要因となってしまいます。
地域のポスティング業者であれば、そうした物件を把握しているケースがほとんどですが、自社で行う場合には、下見を行っておくと安心です。また、配布中に注意書きに気づいたり、住民から注意を受けたりした際は記録に残し、今後配布しないように自社内で共有しておきましょう。ポスティング禁止の物件については、必ず地図にメモを残し、今後、それらの物件を避けたルートを設定することが大切です。
その3:地図に配布済みのチェックを付けながら配布する
ポスティング作業でよくあるのが、同じ物件に重複して配布してしまうというミスです。複数人でポスティングを行う場合には、配布先を共有しておかなければ、誤って重複してしまうこともあるでしょう。また、ひとりで配布している場合でも、時間が空くと、どこまで配布し終えたかわからなくなってしまうことがあります。重複のミスを防ぐためにも、配布した場所には地図上にチェックを入れておくのがおすすめです。
ポスティングが重複すると、時間的にも費用面でもロスが発生し、場合によっては、予定の枚数が足りなくなってしまうかもしれません。受け取る側も、同じチラシが何度も続けば、不快に感じる可能性もあります。
一軒一軒の番地まで入った詳細な地図を入手し、しっかりチェックしながらポスティングを行いましょう。
次のポスティングに活かす地図の使い方
ポスティングは一度実施したら終わりではなく、繰り返し行うことによって、成果につなげていきます。次にポスティングを行うことを前提に、気づいたことや確認事項などを必ず記録しておきましょう。その際、地図上に書き込んでおくと、振り返りに大きく役立ちます。また、次回、ポスティングを行うエリアが異なる場合には、事前に下見を行い、そのときに気づいたことを地図に書き加えておくと安心です。そうしてできあがった自社だけの地図は、次回以降のポスティングで改善したい点を教えてくれる大切な資産になることでしょう。
地図に書き込む内容や、書き方に決まりはありません。例えば、ポスティングを実施した配布エリアには、どのような物件が多いのか、どのような住民がいるのかなどの傾向を記しておくのもよいでしょう。新興住宅地であれば、若い世代の夫婦が多く住んでいることが考えられ、築年数が経過した一戸建てが多いエリアであれば、高齢者が多く住んでいると考えられます。ほかにも、学生用アパートが多いエリアでは、10代や20代の単身世帯が多いと推測可能です。また、子ども連れをよく見かけた、子どもが遊ぶ公園が多い、高齢者が多いなど、大まかな住人像がつかめれば、次回のポスティングでエリアを選定する際に役立ちます。
さらに、次回の参考とするために、配布エリアや配布日を記録しておくことも大切です。ポスティング後の効果測定にも活用しましょう。
効果測定の方法については、こちらの記事もご覧ください。
地図を活用してポスティングを成功させよう
自社でポスティングを効率的に行いたいなら、地図を上手に活用することが成功のポイントといえるでしょう。最短ルートや効率の良いルートを検討できるだけでなく、メモを残すことで、次回に役立つ自社だけのオリジナル地図が完成します。「ポスティングで高い効果を上げたい」、「チラシを無駄にすることなく配布したい」といった場合には、地図を活用したポスティングを検討してはいかがでしょうか。
一軒一軒の番地まで入った詳細な住宅地図を使えば、より細かいルートを設定でき、配布後の管理も容易になります。「らくらく販促マップ」なら、住宅地図を閲覧・印刷でき、専用管理画面にポスティングの進捗を記録できます。ぜひ一度ご検討ください。
ターゲティングやチラシデザイン、配布などの外注が可能な「らくらく販促マップ セレクションサービス」もあります。目にとまりやすいチラシデザイン制作から、エリアの選定まで、一貫してサポートします。自社の負担をできるだけ軽減するために、必要なサービスが選択できる方法として、こちらもご検討ください。